----The 12th Asia Pacific Physics Conference----
APPC12
第12回アジア太平洋物理会議市民公開講座
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          第12回アジア太平洋物理会議
         市民公開講座

          後援:千葉市、千葉市教育委員会
         日時:平成25年7月14日(日),14:00~17:00(開場13:30)
         会場:幕張メッセ国際会議場

宇宙の果てから医療の実現まで
 
プログラム 
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家 正則
国立天文台教授

次世代望遠鏡TMTで見る宇宙

ハワイ島山頂には活躍中の8mすばる望遠鏡に続いて、直径30mの次世代望遠鏡TMTが日米加中印、五カ国の国際協力事業として建設されようとしています。2020年代にこの望遠鏡でいったい何を見ようとしているのでしょうか? (1)遠い銀河を見て宇宙の歴史を遡る、(2)太陽以外の星の周りに第二の地球を探す、(3)ダークエネルギーの謎に迫るなどの科学的意義と、補償光学技術など驚きのハイテク技術について、画像を中心に分かり易くお話しします。

プロフィール
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了、同理学博士。東京大学理学部助手、東京大学東京天文台助手、助教授、
国立天文台助教授を経て1993年より現職。

 



香取秀俊
東京大学教授

 

    宇宙誕生から1秒も狂わない時計を作る~時空の歪みをみる時計

太古から、人類は自然の中の周期現象を見つけて時を認識してきました。今では、原子の振り子を使う原子時計が時を刻みます。カーナビや、電波時計など、実はもう皆さんの身近な存在です。レーザー光を使って、原子を冷やして捕まえると、もっと正確な原子時計-光格子時計-ができます。
この時計を使うと、普段の生活のスケールでも時空間が歪んでいること-アインシュタインの相対性理論の世界-が見えてきます。最先端の原子時計の仕組みを覗きながら、未来の時計の役割を考えていきましょう。

プロフィール
東京大学大学院工学系研究科博士課程中退、マックスプランク量子光学研究所・客員研究員、東京大学工学部総合試験所・助教授を経て、
2010年より現職。
ERATO香取創造時空プロジェクト研究総括、理化学研究所主任研究員を兼務 

 

辻井博彦
放射線医学総合研究所
前理事 フェロー

               切らずに治す重粒子線がん治療

放射線治療の原則は、放射線を出来るだけ選択的にがん病巣に集中させ、かつ周辺正常組織の影響を軽く押えることです。重粒子線治療は、優れた線量集中性と高い細胞致死作用を有していることから、治療成績の改善と適応疾患の拡大に寄与しています。放医研では1994年より重粒子線治療を実施し、これまでに7,000例以上の患者を治療しました。放射線抵抗性難治がんに対して有効性を確認していますが、特に、骨・軟部腫瘍や直腸癌の手術後再発では、外科療法に匹敵する良好な成績が得られています。また、頭頚部がん、頭蓋底腫瘍、肝がん、肺がん、前立腺がん、膵がんなども、成績良好です。
重粒子線治療はさらに短期治療が可能で、他の放射線治療と比べると半分以下で済んでいます。


プロフィール
北海道大学医学部卒業。ニューヨークで臨床研修。北海道大学医学部放射線科。筑波大学臨床医学系教授(陽子線医学利用研究センター長)。1994年より放医研・重粒子治療センター病院長、センター長、理事歴任。医学博士。高松宮妃癌研究基金・学術賞。科学技術制作研究所研究者賞




アジア太平洋物理会議
(Asia Pacific Physics Conference: APPC)について

     平成25年7月15日-7月19日,幕張メッセ国際会議場)
 
この国際会議の開催母体は、アジア太平洋物理学会連合 (Association of Asia Pacific Physical Societies: 略称AAPPS)です。AAPPSはこの地域に存在する19の物理学関連学会・団体を会員とし、研究会等の開催、定期刊行物の出版等を行うとともに、国際協力を通じて物理学分野の研究、応用、教育に貢献し、アジア太平洋地域の物理学の発展を実現しようとする組織です。
APPCはAAPPSの活動の一環として1983年に第1回が開催され、2-4年ごとに各国で開催されてきた、アジア太平洋地域の物理学分野において最も歴史のある国際会議です。APPCの日本での開催は初めてで、日本物理学会と応用物理学会とは共同して第12回アジア太平洋物理会議組織委員会を結成して準備にあたっています。我が国は、物理学研究の多くの領域においてトップレベルを誇っており、アジア太平洋地域の物理学研究に主導的役割を果たしている日本で本会議を開催することの意義は大きく、今後のAPPC発展の契機となることが期待されています。
組織委員会では本会議の開催を記念して、物理学の最新の成果の一部をご紹介するため、以下の様に、市民公開講座を企画いたしました。一見、日常生活とはかけ離れた様に感じられる物理学の世界が、実は具体的な成果や基礎理論を通じて、我々の考え方や生活に深く関わっていることをご理解いただければと考えております。
  
第12回アジア太平洋物理会議組織委員会
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