JPSJ注目論文

JPSJ 2013年9月号の注目論文

分子内と分子間の電子の運動と格子の振動が協調する光誘起相転移

 中央大学理工学部の研究グループは,電子密度の高い分子と低い分子が規則的に配列した分子性結晶にパルス光を照射したときにその秩序が融解する初期過程を理論的に研究し,分子内と分子間の電子遷移と格子振動が協調して起こる融解のメカニズムを明らかにした.この結果は,異なる時間スケールの運動が絡み合う現象を明らかにしたという点で,今後の光誘起相転移の研究に新たな指針を与える成果として注目を集めている.

詳しい説明はこちらから

原論文は以下よりご覧いただけます
Intra- and Interdimer Electron–Phonon Concerted Mechanism of Photoinduced Charge-Order Melting in Metal Complex Et2Me2Sb[Pd(dmit)2]2
Keita Nishioka and Kenji Yonemitsu: J. Phys. Soc. Jpn. 82 (2013) 094716