日本物理学会誌

「解説」欄の執筆をされる方へ

   会誌編集委員会では、さまざまな研究分野の会員に興味深く読まれるような会誌記事の掲載をめざしています。そのため、執筆者には、(1)分野内の若手研究者や学生の興味を惹き、将来の研究の指針となるように、また(2)分野外の会員が新しい発想を生むきっかけとなるように、記事を執筆していただくことをお願いしています。

【「解説」欄で期待される記事内容】
   「解説」欄は、あるまとまった研究テーマについて、入門的な説明から最近の研究結果までを、著者ご自身の研究成果に限らず広く紹介する記事欄です。他分野の方や新しく参入される方が、研究テーマについてまとまった情報を得られるようなレビュー記事を期待しております。なお、「解説」欄の記事は、この研究テーマを専門としない閲読者に閲読をお願いすることになっております。他分野の研究者の視点から、原稿の修正をお願いすることがありますので、あらかじめご了承ください。

【執筆の注意点】
  • 冒頭にリードページをつけてください(詳しくは下記を参照のこと)。
  • 分野外の読者でも、おおまかな研究内容が理解できるように配慮してください。
  • 特に記事のはじめ(記事分量の1/3程度)の部分では、背景となる研究動向や重要な概念の説明などにあて、分野外の読者でも理解できるようにしてください。
  • 記事を魅力的なものにするため、綺麗な図表を含めることを推奨します。

【リードページの作成について】
   リードページは単なる記事のアブストラクトではありません。記事の研究分野でどのようなことが問題になっているか、どのような進展があったのか、などについて、わかりやすく記述するものです。初学者や異分野の研究者にも物理のエッセンスや面白さが伝わるように執筆してください。以下にリードページの編集方針について列挙いたします。

  • 分野外の読者がリードページを読むだけで、研究の全体像(背景を含む)がわかるような文章を作成してください。
  • 本来はイントロダクションに含める内容をリードページに移してかまいません。その際、記事本体のイントロダクション中では、重複する説明を省略して構いません。
  • 記事中で説明する主要な結果やその意義について具体的に記述し、なるべくリードページだけで完結した文章となるようにしてください。また「本稿では・・・について説明する」などの表現によって主要な結論を本文に託すことは避けてください。
  • 非専門会員に対するわかりやすさを重視し、分量を適切なものにするため、記事の担当編集委員が具体的な改訂案を提示する場合があります。

【リードページ作成のヒント】
   記事の前半で研究背景や鍵となる物理概念・現象・用語の解説を、記事の後半で主要な結論を執筆すると、バランスがとれる記事が多いようです。記事のタイトルを工夫し、書き出しを魅力的なものにすると、リードページを読んだ読者が、記事本体を読みはじめる確率が上がります。

【リードページ作成上の注意点】
  • リードページは原則として学会HP上で一般公開する予定です。あらかじめご了承ください。
  • リードページの記事本体(右欄は除く)は1,100文字以上、1,300文字以内でお書きください。
  • 参考文献は引用しないでください。
  • 略語の使用をなるべく避けてください。
  • リードページ中に現れる専門用語について、右欄にキーワード解説を付します。担当編集委員とよくご相談の上、キーワード選定・解説の執筆をお願いいたします。
  • 右欄に図を1つ程度掲載することを奨励します。但し、図は小さいため、なるべく記事を象徴するような図(イメージ図や実験の模式図など)を掲載し、多数の図を用いた説明は避けてください。