社団法人 日本物理学会
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2005年度日本物理学会科学セミナ−
「21世紀物理の挑戦−世界物理年から未来へ−」

聴講者募集のお知らせ

標記セミナ−の聴講者を募集しています。別紙の申込書にてお申し込み下さい。

主 催:日本物理学会

期 日:2005年8月26日(金)、27日(土)

会 場:牛込箪笥区民ホール(地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」徒歩1分、 東西線「神楽坂」徒歩10分)

内 容: 2005年は世界物理年と定めることが国連でも認定され、世界各国の物理学会を中心に、物理のもつ面白さと奥深さを多くの人へ伝えるために、さまざまな催しが企画されています。100年前の1905年は、アインシュタインが、特殊相対論、光量子説にもとづく光電効果の理論、ブラウン運動の理論という3つの理論を発表した奇跡の年でした。アインシュタインによって口火を切られた現代物理学の発展は、この100年で誰もが予想しなかったほどの波及効果を引き起こし、通信やエネルギーをはじめ私たちの生活にも大きな変革をもたらしました。物理の研究対象も、ほとんどすべての階層の物質から生命にまで広がっています。その一方で、物理のようなハードサイエンスを、基礎から学ぶことを嫌う若者が増えるという問題も浮き彫りにされてきました。世界物理年の今、物理の本当の面白さはどこにあるのか、物理はこれからどこを目指して進もうとしているのか、その波及効果は一体どこまで広がるのか、そういった大局的な観点から物理を見直してみたいと思います。
全体像を見渡すことで、自然界に挑戦する生き生きとした物理の姿を改めて捉えなおすことができればと考えています。こうした趣旨の元に、今年度の科学セミナーでは、素粒子、宇宙から物性、バイオまでできる限り広い範囲の物理の現在と未来を、第一線の研究者によってわかりやすく語っていただきます。
なお、本セミナーは大学初年級程度の基礎知識を仮定していまが、特に参加資格はありません。物理学会会員、中学高校教員、大学生をはじめとした多くの皆様にご聴講していただき、未来に挑戦する物理の面白さに触れていただきたいと願っています。

                *

プログラム:<各講演時間は講演後10分間の質疑応答を含んでいます>

8月26日(金)

9:30 - 9:40「はじめに」 日本物理学会次期会長 挨拶佐藤勝彦(東大理)
9:40 - 9:50「21世紀物理の挑戦」 押山 淳(筑波大理)
9:50 -10:55「物質世界の起源−反物質はどこへ行ったか−」相原博昭(東大理)
10:55 -12:00「質量の起源−ヒッグス粒子を探す−」駒宮幸男(東大素粒子国際センター)

12:00 -13:30昼食

13:30 -14:35「宇宙のはじまり」佐々木節(京大基礎物理学研)
14:35 -15:40「高温超伝導の不思議−物理学と工学のはざまにて−」 田島節子(阪大理)

15:40 -16:00休憩

16:00 -17:05「バイオ科学へのチャレンジ」郷信広(原研)

8月27日(土)

9:30 -10:35「第二の地球を探せ」田村元秀(国立天文台)
10:35 -11:40「ダークマターを探す」中畑雅行(東大宇宙線研)

11:40 -12:50昼食

12:50 -13:55「統一理論はできるのか」野尻美保子(京大基礎物理学研)
13:55 -15:00「計算機で探るナノの世界」押山淳(筑波大理)

15:00 -15:15休憩

15:15 -16:20「原子を見る」高柳邦夫(東工大理)
16:20 -16:30「おわりに」相原博昭(東大理)

聴講料(テキスト代ならびに消費税込み):
会員(協賛学協会会員・賛助会員所属の方も含む):5、000円/高校・中学教員:5、000円/非会員一般:7、000円/学生(大学院生含む):3、000円

なお、テキストのみご希望の方には、1冊1、500円(消費税込み)、送料300円で頒布します。 
定 員:300名。先着順とし、定員に達し次第締め切ります。

申込方法:   別紙の申込書(コピ−可)に必要事項をご記入の上、聴講料を添えて
(現金書留封筒か郵便為替を書留郵便封筒で)下記までお申し込み下さい。聴講料が添えら れていない申込みは無効です。なお、切手で代用することはできません。

お申し込みの取り消しは8月10日(水)までとします。 
なお、申込書を入手できない方は、ここから申込書をダウンロードできます

申込先:〒105−0004
東京都港区新橋5−34−3 栄進開発ビル5F
社団法人 日本物理学会 科学セミナ−係
電話:03−3434−2671 

聴講券ならびにテキストの発送:聴講申込者には事前に聴講券をお送りします。受講の際は必ずご持参下さい。また、8月上旬にテキストをお送りいたします。

協賛学協会等(依頼中を含む):大学教育学会、応用物理学会、計測自動制御学会、
情報処理学会、精密工学会、低温工学協会、電気化学会、電気学会、電子情報通信学会、
日本応用磁気学会、日本化学会、日本科学史学会、日本機械学会、日本希土類学会、
日本金属学会、日本結晶学会、日本結晶成長学会、日本原子力学会、日本高圧力学会、
日本航空宇宙学会、日本材料学会、日本数学会、日本生化学会、日本生物物理学会、 
日本セラミックス協会、日本鉄鋼協会、日本天文学会、電子情報技術産業協会、
日本電子顕微鏡学会、日本複合材料学会、日本物理教育学会、日本分光学会、
日本放射光学会、レ−ザ−学会

世話人:押山 淳(筑波大理)、相原博昭(東大理)
科学セミナ−担当理事:大橋隆哉(首都大理)


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