日本物理学会誌

第53巻 第1号 (1998)

cover9712.jpg巻頭言
佐藤勝彦: 物理学界・学会の課題
交流
中村亮介、古野忠秀、中西 守: 免疫系における細胞間相互作用
北川浩之: 地球環境解析のための宇宙からのトリガー
解説
明楽浩史、江藤幹雄: 量子ドット-導線をつないだ人工原子-
連載「科学は今...」
山家智之、仁田新一: 人工心臓と生体信号
最近の研究から
川島直輝: クラスタアルゴリズムとその最近の発展
日比野政裕、八田一郎: 有機分子の STM 観察
今村裕志、青木秀夫、Peter A.Maksym: 強磁場中の量子ドット-「電子分子」と魔法数-
櫻井博儀: 中性子ドリップ線近傍の新同位元素の発見
内田尚志、梯 祥郎: アモルファス Fe における等方的スピングラス理論
談話室
法橋 登: 理論物理学は脳の発明か発見か
国際会議
矢花一浩: 原子核と原子クラスターの類似性と差異-クラスター科学の統一的発展に向けて-
坪野公夫: 重力波に関する第2回アマルディ国際会議
新著紹介
谷口伸彦: K.B.Efetov: Supersymmetry in Disorder and Chaos
中村勝弘: N.E.Hurt: Quantum Chaos and Mesoscopic Systems; Mathematical Methods in the Quantum Signatures of Chaos
堀 裕和: J.P.Fillard: Near Field Optics and Nanoscopy
高橋敏男: H.Saisho and Y.Gohshi,ed.: Application fo Synchrotron Radiation to Materials Analysis
西島和彦: T.Y.Cao: Conceptual Developments of 20th Century Field Theories
学界ニュース
■武田進先生Penning Prize受賞
会員の声
■再び国際熱核融合(ITER)及び21世紀のエネルギーについての私見  ■論文における日本人の名前表記について
編集後記
一宮彪彦