日本物理学会誌

第81巻 第3号

cover-26-03.jpg■表紙の説明
電子・陽電子衝突点の最近傍に置かれるBelle II 実験の検出装置の一部.Belle II 実験とは茨城県つくば市で行われている電子・陽電子衝突加速器を用いた高エネルギー実験であり,未知の素粒子現象の探索を現在も行っている.この図の中心に見える円筒形の検出器がピクセル検出器,それを覆う半円筒形の検出器がシリコン崩壊点検出器である.別の半円筒形のシリコン崩壊点検出器と合わさって全体でBelle II 実験の崩壊点位置検出器を構成する.ピクセル検出器は長期シャットダウン期間中に,全センサーを搭載した最終型へと更新された.詳細は本号に掲載されている宇野健太氏,古賀太一朗氏の「話題」記事を参照のこと.©KEK / Belle II Collaboration


■巻頭言
物理はなんとなく楽しい  渡辺宙志 ...... 107

■解説
量子リソース理論  高木隆司 ...... 110

■最近の研究から
カイラル有効場理論による重い原子核の研究  宮城宇志 ...... 120
磁性絶縁体中に創発する非可換ゲージ場と熱ホール効果  川野雅敬 ...... 125

■話題
Belle II 実験 Run 1 での新物理探索と長期運転停止期間での改良
宇野健太,古賀太一朗 ...... 130

■学会の歩み150年 Part 1 通史記事
『大学の物理教育』の創刊,「決議三」に基づく諸慣行の変更,
物性分科会プログラム委員会の設置:1994-1999
物理学史資料委員会学会150年史連載編集グループ ...... 134

■JPSJ の最近の注目論文から
11月の編集委員会より  播磨尚朝 ...... 135

■学会報告
第80 回年次大会(2025年) 招待・企画・チュートリアル講演の報告
領域委員会 ...... 139

■追悼
鈴木増雄先生を偲んで  宮下精二 ...... 144

■新著紹介
生物物理学;1分子の機能から細胞のシステム生物学まで
木下祥尚 ...... 145