公開講演会等

日本物理学会 2015 年度公開講座

「結晶と粒子線回折 - ブラッグ反射100年」

期日: 2015年11月7日(土)12:50~16:35
会場: 東京大学本郷キャンパス 小柴ホール  (地図)
交通: 東京メトロ千代田線 「根津」駅から徒歩10分
         東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線 「本郷三丁目」駅から徒歩15分
         東京メトロ南北線 「東大前」駅から徒歩6分
対象: 高校生、大学生、(小学校・中学校・高等学校等の)理科教員、一般
参加費: 無料
定員: 170名(申込先着順)


プログラム   ※【講演動画】 講演名が青字の講演はyoutubeで動画公開しております。
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12:50~13:00 開会挨拶 藤井保彦
(日本物理学会 会長)
13:00~13:45 「生体高分子のX線結晶構造解析‐分子構造から生体機能へ‐」

千田俊哉
(高エネルギー加速器研究機構
 物質構造科学研究所 教授)

13:45~13:55        休 憩
13:55~14:40 「電子回折法・電子顕微鏡法の基礎とその現代への応用」 田中信夫
(名古屋大学
 エコトピア科学研究所 教授)
14:40~14:50        休 憩
14:50~15:35 「全反射高速陽電子回折法による結晶表面の構造決定」 兵頭俊夫
(高エネルギー加速器研究機構
 物質構造科学研究所 特定教授)
15:35~15:45        休 憩
15:45~16:30 「中性子線で切り拓く物質科学の最先端」 大山研司
(茨城大学大学院
 理工学研究科 教授)
16:30~16:35 閉会挨拶 柴田利明
(日本物理学会 副会長)


内容:  2014年はラウエ、2015年はブラッグ親子のノーベル賞受賞から100年目にあたります。X線及び電子は高校の教科書にも教材として取り上げられ、その波としての性質は物理学において最も重要な概念の一つです。最先端の研究では、X線及び電子に中性子、陽電子も加え、結晶構造からポリマーやタンパク質等の構造解析まで、幅広い研究が行われています。
  そこで、本公開講座では、波長、原子の散乱強度、スピンの存在等で特徴的な回折現象を示す「X線回折」、「電子回折」、「陽電子回折」および「中性子回折」の4つの分野にかかわる結晶と粒子線回折の過去・現在・未来について、可能な限り高校物理で扱われている内容、用語に立脚して講演を行います。       
  1件目はX線回折についての講演です。X線回折の歴史、現在の最先端の研究である生体高分子のX線構造解析の現状、さらにどの様にして複雑な生体の機能を明らかにしようとしているのかについて述べます。
  2件目は電子回折についての講演です。電子回折の歴史、電子顕微鏡の歴史からナノビームやらせん電子波を用いた現代の電子回折法について述べます。       
  3件目は陽電子回折についての講演です。陽電子回折の歴史、全反射高速陽電子回折法、及びそれを用いた固体表面の構造決定について述べます。       
  4件目は中性子回折についての講演です。中性子を用いると電子やX線では見えてこない物質の性質に迫ることができます。そこで、中性子線を活用した最新の物質科学について、中性子の得意技や中性子が何の役に立つのかなどを、実例を中心に高校生にも理解できるように説明します。


申込方法 電子メールに次の件名・情報をご記入いただき、以下の申込先アドレス宛にご送信ください。

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※なお、参加申込をされた方には、受付番号を記載した返信メールをお送りします。ただし、本返信メールは自動送信ではありませんので、送信には数日(土日を除く)を要しますので、ご了承ください。
※お預かりした個人情報は公開講座運営にのみ使用します。
申込・問合せ先 日本物理学会事務局 公開講座係
電子メール:kouza-at-jps.or.jp (-at- を @ に置き換えて下さい。)
電話:03-3816-6201 FAX:03-3816-6208
主催 日本物理学会
世話人 須藤彰三 (東北大学)  植松晴子 (東京学芸大学)  安田淳一郎(山形大学)
後援 日本物理教育学会、東京都教育委員会、千葉県教育委員会、
埼玉県教育委員会、神奈川県教育委員会