日本物理学会 2024年度公開講座
「時空、ブラックホール、重力波・・・ってなに? ~基礎から深みまで~」
内容:
近年(2019年)、M87銀河中心で巨大なブラックホールの影の写真が初めて撮れた、という視覚的にアピーリングな話題がありました。その前(2018年)には、私たちの銀河中心で巨大なブラックホールによる重力ドップラー効果という現象が初めてクリアに検出できた、という通好みの渋い話題がありました。さらにその前(2015年)には、太陽の数十倍の二つのブラックホールが衝突合体して放射される重力波が初めて検出できた、という知る人ぞ知る話題がありました。
ブラックホール、重力波、ってどういうことか気になりませんか?
この講座では、ブラックホールや重力波を知るもととなる一般相対性理論(時空と重力の関わり合いを説明する理論)の基礎から、ブラックホールの様々な性質、重力波の発生・伝搬・検出について、専門家が解説します。お楽しみください!
日 時:2024年11月24日(日)13:00~16:45
場所・開催形態:星陵会館ホール(地図)およびオンラインでのライブ配信
対 象:高校生、大学生、(小中高校等の)理科教員、一般
どなたもご興味あればぜひご参加ください。
参加費:無料(要事前申込。)
定 員:星陵会館ホールは200名程度(オンライン参加は無制限)
プログラム ※時間割は予定
13:00-13:10 | 開会挨拶 |
長谷川 修司 |
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13:10-13:55 |
(基礎)アインシュタインの考え:重力と曲がった時空 |
齋田 浩見 |
13:55-14:05 | 休 憩 | |
14:05-14:50 |
(基礎)ブラックホール時空をイメージする基礎:中学の数学でわかる時空計量 |
小林 晋平 |
14:50-15:00 | 休 憩 | |
15:00-15:45 | (深み)物理と数理の融合:ブラックホールの時空構造 |
井田 大輔 |
15:45-15:55 | 休 憩 | |
15:55-16:40 |
(深み)アインシュタインの宿題に取り組む:重力波の発生・伝搬・検出 |
黒柳 幸子 |
16:40-16:45 | 閉会挨拶 |
宮下 精二 |
講演概要:
1件目は、相対性原理、光速不変の原理、等価原理から重力を理解する上で「曲がった時空」という考え方が自然に出てくることを、簡単な紙工作を交えて解説します。
2件目は、ブラックホールや重力波の曲がった時空を考える上で必須の「時空計量」のイメージを、中学校で学ぶ数学から解きほぐします。
3件目は、ブラックホールの時空構造(時空上の様々な位置や領域の間の因果関係)や、ブラックホールについて数理的に知られている性質(観測的検証は今後になされる)について、定性的に解説します。
4件目は、重力波(時空の歪みのさざなみ)がどう発生・伝搬し、現在どのように検出されているのか(検出方法のアイデアなど)について、定性的に解説します。
申込方法 |
申込受付中 フォームから必要事項を入力の上、送信ください。 |
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問い合わせ先 | 日本物理学会事務局 公開講座担当 電子メール:kouza-at-jps.or.jp (-at- を @ に置き換えて下さい。) 電話:03-3816-6201 FAX:03-3816-6208 |
主催 | 日本物理学会 |
世話人 | 物理教育委員会 齋田 浩見(大同大学) 髙須 雄一(聖マリアンナ医科大学) 中村 琢(岐阜大学) 太田 寛人(同志社大学) |
後援 | 日本物理教育学会、東京都教育委員会、千葉県教育委員会、 埼玉県教育委員会、神奈川県教育委員会、茨城県教育委員会 |