JPSJ

Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)は、日本物理学会が刊行する月刊誌で、創刊以来、レベルの高い論文を出版してきました。各号は、Full Papers, Letters等のオリジナル論文から構成され、随時、Invited Review Papers, Special Topicsを掲載しています。最新の論文は、オンライン公開後、約1か月間無料でご覧いただけます。[> JPSJホームページ]

注目論文 (Papers of Editors' Choice)

  • 毎月の編集委員会では、注目論文(Papers of Editors' Choice)を選んでいます。その日本語による紹介文を日本物理学会誌とJPSJ注目論文に掲載しています。注目論文はオンライン公開後1年間無料で閲覧できます。関連した話題についての解説がJPSJホームページの「News and Comments」覧に掲載される場合もあります。

JPSJニュースレター

  • 年次・秋(春)季大会の開催にあわせてニュースレター(日本語)を発行しています。
    JPSJニュースレター最新号(No. 37) をウェブ公開しました。

    また、これまでに発行したニュースレターはこちらからご覧いただけます。

最新のJPSJ注目論文

強誘電体に一軸方向から圧力を加えると, その方向と格子の歪み量に応じて電気分極が誘起できる。さらに一軸性圧力を大きくすると格子欠陥が増大するため, 静水圧では到達不可能な大きな格子の歪みを局所的に集中させることができる。このような歪み集中を利用した物性研究はこれまでにも試みられてきたが, 試料毎に格子欠陥の分布が異なることが研究の発展を妨げてきた。本研究は, 量子常誘電体SrTiO3に一軸方向から圧力を加えて複屈折量の二次元状の分布像を取得することで, 局所的な格子の歪み量や強誘電状態の分布を観察することに成功した。

詳しい説明はこちらから。

原論文は以下からご覧いただけます。
Microscopic Observation of Ferroelectric and Structural Phase Transitions in SrTiO3 under Uniaxial Stress Using Birefringence Imaging Techniques
Hirotaka Manaka, Kouki Uetsubara, Shota Korogi, and Yoko Miura, J. Phys. Soc. Jpn. 91, 084704 (2022).

赤血球の希薄浮遊液を微小正方形管に流し、下流断面における赤血球の位置を計測することにより様々な流速における赤血球の断面内分布を求めた。流速が大きいと赤血球は管断面の対角線上の4点に集中することが観察された。この現象は、慣性に加え赤血球の変形性に起因して周囲の流体から揚力(主流に対し垂直方向の力)を受けるために生じたもので、ほぼ同サイズの剛体球粒子では断面各辺の中央付近の4点に集まるのと対照的である。また、血漿に浮遊する剛体球粒子の断面内分布より血漿のもつ弾性の存在が示され、これが赤血球挙動に影響を与える可能性が示唆された。

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原論文は以下からご覧いただけます。
Inertial Focusing of Red Blood Cells Suspended in Square Capillary Tube Flows
Saori Tanaka and Masako Sugihara-Seki, J. Phys. Soc. Jpn. 91, 083401 (2022).

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