JPSJ

Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)は、日本物理学会が刊行する月刊誌で、創刊以来、レベルの高い論文を出版してきました。各号は、Full Papers, Letters等のオリジナル論文から構成され、随時、Invited Review Papers, Special Topicsを掲載しています。最新の論文は、オンライン公開後、約1か月間無料でご覧いただけます。[> JPSJホームページ]

注目論文 (Papers of Editors' Choice)

  • 毎月の編集委員会では、注目論文(Papers of Editors' Choice)を選んでいます。その日本語による紹介文を日本物理学会誌とJPSJ注目論文に掲載しています。注目論文はオンライン公開後1年間無料で閲覧できます。関連した話題についての解説がJPSJホームページの「News and Comments」覧に掲載される場合もあります。

最新のJPSJ注目論文

拡がり続けるソリトンの世界

ソリトン方程式に新しいタイプの解が発見された。この解は従来のソリトン解を拡張したものであり、解内部に周期的に変化する関数を取り込んだ表示をしている。通常のソリトン解同様、ぶつかっても壊れない性質をもっている一方で、波の形が時間とともに変動しながら移動していくという独自の特徴を持っている。

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原論文は以下からご覧いただけます
Discrete and Ultradiscrete Periodic Phase Soliton Equations
Hidetomo Nagai, Yasuhiro Ohta, and Ryogo Hirota: J. Phys. Soc. Jpn. 88, 034001 (2019).

Gd化合物で見つかったスピン三量体のらせん磁気秩序

三角格子やカゴメ格子,パイロクロア格子など,全体でつじつまの合うスピン配置を見出しにくい磁性体はフラストレーション系と呼ばれ,単純な予想とは異なる秩序構造や様々な量子効果が出現する舞台として注目を集めてきた.本研究では,Gdイオンが変形カゴメ格子をなすGd3Ru4Al12という物質において,3つの4f電子スピンが強磁性的に結合したスピン三量体を形成し,さらにそれが低温でらせん秩序を起こすという,極めて特殊な新種の秩序状態が見出された.

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原論文は以下からご覧いただけます
Helical Ordering of Spin Trimers in a Distorted Kagome Lattice of Gd3Ru4Al12 Studied by Resonant X-ray Diffraction
Takeshi Matsumura, Yusaku Ozono, Shintaro Nakamura, Noriyuki Kabeya, and Akira Ochiai: J. Phys. Soc. Jpn. 88, 023704 (2019).


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