PTEP招待論文・特集論文

PTEP 2015年3月号の特集論文

PHENIXでの物理、発見の15年

  ブルックヘブン研究所の RHIC(相対論的重イオン加速器)は 1993年に米国で認可され建設が開始された。この加速器には理研の提案で 偏極陽子加速機能が付加され、クォーク・グルーオン・プラズマの研究と核子のスピン構造の研究が両輪ですすめられることとなった。 実験は 2000年より始まり今日に至っている。日本グループは主として PHENIX 実験に参加し、建設開始からこれまでの20年間、主要参加国として科学的成果を生み出してきた。20年を節目にこれまでの成果をまとめたレビュー論文を作成した。加速器実験でクォーク・グルーオン・プラズマを創り出すまでの歴史的概略と実際に RHIC で発見の確証を得るまでのビビッドな研究発展を記述する総合報告となっている。


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原論文は以下よりご覧いただけます
Special Section: PHYSICS at PHENIX, 15 years of discoveries
Prog. Theor. Exp. Phys. 2015 Issue 3 (March, 2015)



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