科学セミナー・公開講座・自然の不思議-物理教室

2016年度日本物理学会科学セミナーのお知らせ

「対称性とその破れ」
日時:2016年8月20日(土)、21日(日)
場所:東京大学駒場キャンパス 数理科学研究科棟 大講義室
 (地図)



2016年度の科学セミナーは終了いたしました。
多数のご来場ありがとうございました。

  「素粒子の性質からすべての物理現象を理解する」という還元主義的な見方が通用しない物理法則が2つあります。1つは、大数の法則に支配されるP. W. Anderson の提唱した法則「 More is different 」であり、2つ目は、南部陽一郎の提唱した「自発的対称性の破れ」です。本セミナーでは「対称性」に目を向けたセミナーを行います。
  物理学には、様々な保存則が時間や空間の原点をどこに選んでも不変であるという対称性が潜んでいます。また、自然現象の時間発展を記述する基礎法則もさまざまな力学的対称性を有しています。しかし、不思議なことに、対称な時空と対称な物理法則から生み出される自然現象はしばしばもとの対称性を自発的に破ります。たとえば磁石は、構成する原子の持つスピンの方向がそろって空間のあるひとつの方向を向くことで空間の等方性を破ります。
  本セミナーでは、「対称性とその破れ」という一見して難しい概念をキーワードとして、様々な物理現象に切り込もうという主旨です。物理の宴をお楽しみください。



「対称性とその破れ」 プログラム

【講演動画】
・講演名が青字の講演はyoutubeで動画公開しております。
・講演名をクリックするとご覧いただけます。
・講演内容の著作権は講師に帰属します。映像・画像や内容の二次使用は決してなさらないようにお願いいたします。

8月20日(土)10:00-16:30
10:00-10:10

10:10-11:10
11:10-12:10
はじめに

対称性と保存則
自然界の対称性とその破れ
日本物理学会会長 
藤井保彦
林 青司(東京女子大学現代教養学部)
久野良孝(大阪大学大学院理学研究科)
12:10-13:10        昼休み
13:10-14:10

14:10-15:10
原子核の形と対称性の破れ

分子と結晶の対称性と物性
中務 孝(筑波大学計算科学研究センター)
井上克也(広島大学大学院理学研究科)
15:10-15:30        休 憩
15:30-16:30 粒子と反粒子の対称性の破れ 飯嶋 徹(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構)
8月21日(日)10:00-16:40
10:00-11:00

11:00-12:00
物質中の対称性を破って電気と磁気を結びつける

アインシュタインから南部へ — 真空は空っぽでない
木村 剛(大阪大学大学院基礎工学研究科)
細谷 裕(大阪大学大学院理学研究科)
12:00-13:10        昼休み
13:10-14:10
14:10-15:10
物性物理学における対称性の自発的破れ
超対称性とは何か? LHCで探る新しい対称性
押川正毅(東京大学物性研究所)
浅井祥仁(東京大学大学院理学系研究科)
15:10-15:30        休 憩
15:30-16:30
16:30-16:40
フラストレーションと対称性の破れ、相転移
おわりに
川村 光(大阪大学大学院理学研究科)
日本物理学会科学セミナー担当理事
(各講演時間は10分間の質疑応答を含んでいます)

詳細
参加費 一般2,000円、学生証提示で1,000円
(本年度より参加費をいただくことになりました。)
(参加費は、当日に受付でお支払いください。)
定 員 200名.申込先着順とし,定員に達し次第,締め切ります.
対 象 大学生、(中学校・高等学校・大学等の)教員、一般
申 込
方 法
こちらのフォームから必要事項を入力の上、送信ください。
なお、参加申込をされた方には、受付番号を記載した返信メールをお送りします。(自動送信)

  ※一部ブラウザでフォームが正常に表示・入力できない可能性があります。その場合はお手数ですが別ブラウザ(Google Chrome等)で再度アクセスくださいますようお願いいたします。
  ※申込フォームにていただいた個人情報は、本セミナーの出席状況を把握・管理する目的以外の利用や、第三者への提供を行うことはありません。
 

問い合わせ先:日本物理学会事務局 科学セミナー担当

email: seminar-at-jps.or.jp(-at- を @ に置き換えて下さい。),
電話:03-3816-6201   FAX:03-3816-6208