表紙から鉛直加振した粒状体薄層の平面パターンの例。粒径d＝0.13 mm, 振動数f＝20～75 Hz, セルの大きさは5 mm程度。 （上段左） 縞状パターン。 （上段中） 正方形， （上段右） は （上段中） とは異なった位相での正方形パターン； 右上から左下にかけての円弧は容器の側壁。（下段左・中）正三角形と正六角形パターン；（下段左）と（下段中）は互いに外部振動周期T (＝1/f )だけ経過した後のパターンであり、山の部分と谷の部分とが交互に入れ替わったものである。（下段右）準結晶パターン。 （東京農工大学工学部 佐野 理氏提供）
2005世界物理年によせて 年次大会の新芽--Jr.セッション報告--
並木雅俊 415
特集：「物理学一般」の世界--今井功先生90年の生涯に寄せて--
「物理学一般の世界」について 神部 勉 417
電磁気学を考える 霜田光一 418
物理学を見わたす 江沢 洋 422
物理学一般としての流体力学 高木隆司 429
物理学の境界と流体力学 山田道夫 434
質点系力学と流体力学のはざまで 佐野 理 440
交 流
液晶が作り出す昆虫の美しい構造色 渡辺順次 447
最近の研究から
強光子場における共有結合性ヘリウム分子の形成 安池智一，染田清彦 453
2つの不規則相--リンの流体-液体マクロ相分離-- 片山芳則 456
分子性液体における液体・液体相転移現象 田中 肇，栗田 玲 461
物理学会員の研究環境は今？--アンケート調査を中心に--
研究者環境分析委員会 466
シリーズ「物理教育は今」
小学生の学力は「下がった」か？ 大野栄三 471
学界ニュース
2005年度日本学士院賞：榊 裕之氏・大野英男氏 江崎玲於奈 474
2005年度日本学士院賞：中村卓史氏 柴田 大 474
新著紹介 475
編集後記Quantum State Estimation ： 林 正 人
天体力学のパイオニアたち； カオスと安定性をめぐる人物史 上・下：樽 家 篤 史
Hubbard Operators in the Theory of Strongly Correlated Electrons ：木 村 敬
High Energy Cosmic Rays ：瀧 田 正 人
冨永靖徳
